安全保障

外交には軍事的な裏付けが必要では?(更新)

国際的な問題を解決するのに外交が重要なのは分かるんです。
でも、やはりある程度、軍事的な裏付けがあってこそ、外交交渉も上手くいくんじゃないかしら。
あなたは、自衛隊に海外へ攻め込んで欲しいと思っているの?
いや、そういうわけでは無くて、自衛隊に期待しているのは、災害救助や万が一他国から攻められたときの防衛なんですけど。
外交の裏付けに軍事力が必要という発想は、簡単に言うと「言うことを聞かないなら、私の刀を抜きますよ。それでも良いんですか?」という脅しをかけるということですよね。
まあ、そう。
この種の脅しって、日本に相手国が応じない時、本当に刀を抜いて他国に攻め入る意思があり、かつ自衛隊がそういった組織で無ければ効果ないですよね。
確かに。
あなたは、他国に攻め入りたいですか?自衛隊にそういう組織であって欲しいと思っているんでしたっけ?
いや、そういう訳ではないですね。戦争はごめんです。
でしょ?自衛隊を他国に攻め入れる実力組織にするというのは、国民の多くが期待している自衛隊の役割と違います。
他国に攻め入るというのも国民的支持を得られないのに、脅しとして機能するわけ無いんです。
うん。
「外交交渉にも軍事力の裏付けが必要」なんていう論理は、一見もっともらしいけど、実際にはとんでもない結果を招きます。
こうした力による外交は、これまで米国がやってきたことなんで、日本もマネしてみたいなんて気分があるのかもね。でも、その結果おきた米国の戦争で、どれだけ多くの人の死と人生の破壊を招いたか。
「軍事力の裏付け」があれば上手くいくというわけではないのは分かったけど、これまで日本が外交上、よくやったと褒められることあまり無いんじゃない?
環境問題に関する京都議定書の採択の時なんかは、本当に日本の政府も粘り強く頑張って交渉をまとめたと言われているのよ。力だけじゃなく経済援助協力や情報協力、人道援助など色んな外交カードはあるでしょう。日本が褒められたことが少ないって思うのは、これまでの政府が米国頼り一辺倒で、外交で何とかしようという気が無いからだと思うわ。
なんだか、情けない。
ホント。核兵器禁止条約でも日本政府が条約を承認して、非保有国としての共通意思を示すことができれば、どんなに外交上の圧力になったかと思うと歯がゆい思いがするわ。
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